PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ジブリ「風立ちぬ」を考える

風立ちぬq
風立ちぬ 公式



お久しぶりです。

前回も話した通り、今日は「風立ちぬ」を見て自身の考えを書く。


おそらく、見ていない人にはワケが分らんと思う@@w

個人的にはジブリ映画で一番だと思ったので色々気になり登場人物について調べた。

それらも踏まえて結構真面目に書いたつもりなので興味がある人は読んでもらいたい。





風立ちぬ 考。


今夏のスタジオジブリの公開作は、所謂夏休みの子供向けのアニメーション映画ではなかった。


それにしても、私はこの作品を高く評価したい。

夢と現実が入り混じり、フランス語とドイツ語が入り混じる。


余計な字幕や解説がない。

だからこそ想像力を描き立てる。


この映画は劇中に細かい解説がないので、知らなければ見過ごすエピソードが沢山詰まっています。


まずは、主人公のじろうについて。

実在の、堀越二郎という人物がモデルであることは周知の通りである。


この実在の人物を少し掘り下げてみよう。


生まれは1903年6月。

汽車に乗っている時に地面が波打つ所から始まる悲劇の関東大震災は1923年9月の出来事だ。


堀越二郎氏が20歳の時の出来事である。


関東大震災の描写の際に出る「本郷の学校」という言葉からも分るように、堀越二郎氏は東京帝国大学(現東大)の出身で震災当時は実際に学生であった。

劇中で初出勤した際に「優秀」な人物として扱われている通り、工学部航空学科を主席で卒業している。



・・・これは間違いなくエリート中のエリート。

メイプルで言うと・・・財前ゴウやショワーkunnと思えばいい。


就職先も現実の堀越二郎氏と劇中のじろうさんは同じ三菱重工。


この様に現実の堀越二郎氏をモデルにしている事は間違いないのだが、気になるの恋人の菜穂子さんのことである。

現実の堀越二郎氏は、お見合い結婚をされて、子供を6人もうけているそうだ。


・・・じろうさんの菜穂子さんは誰なのか。


ここで、もうひとりの実在の人物に触れよう。


堀辰雄氏。

もうひとりのモデル というか彼の小説に「風立ちぬ」というタイトルがそのようなものがある。


堀氏の「風立ちぬ」は私小説。

つまり、実体験を基にしている。


堀氏は1904年の12月生まれで、堀越二郎氏とは1学年違い。

東京定刻大学文学部国文科出身で、身体が弱く休学などもしているが芥川龍之介に可愛がられていたという。


1927年、芥川龍之介が自殺したことに大きなショックを受け、そのことを題材に1930年に小説を発表する。


高く評価されながらも、内容が故に批判や中傷も多く、どんな心境であったろうか。

設計した飛行機が失敗してしまったじろうさんと像が重なる。


1933年、堀氏が28歳のころに矢野綾子という女性に出会う、

場所は軽井沢。


堀氏は矢野綾子さんと婚約するが堀氏も綾子さんも結核を患っていて、ふたりで、富士見高原療養所で過ごすが、綾子さんは亡くなってしまう。

この体験を元にしたのが、小説「風立ちぬ」だ。


・・・ところで、映画「風立ちぬ」では、菜穂子さんは1人で療養所にいた、

少し差異がある。もう少し紐といてみよう。


堀氏の代表作に「菜穂子」という作品がある。

この作中の菜穂子も富士見高原療養所に入所している。


この菜穂子と、矢野綾子さん(小説風立ちぬの節子)をモデルにしていることがわかるのが、

小説の菜穂子は雪の日にひとり療養所を抜け出し、東京にいる夫に会いにいくのだ。


小説の菜穂子と映画の菜穂子さんに待ち受けていた結末は違うものだが、菜穂子さんはこの堀氏の作品のふたつから創作された存在であろう。


映画「風立ちぬ」は現実の堀越二郎氏の人生と、堀辰雄氏の人生、そして創作物と矢野綾子さんが入り混ぜた作品なのだ。

どうやらそこに、宮崎駿監督自身も重ねているらしい。


夢うつつの中に現れるヒゲのカブローニ、

ホテルで出会った特攻に追われる外国人(ゾルゲなのか?)


ドイツで飛行場視察の際に本庄とじろうさんに機体をよく見せるように指示を出して、

立派だな、といわれていたユンカース博士、

それぞれ実在の人物から描きだされていて、解説エピソードはない。


関東大震災の描写から年代を知り、飛行機の設計から最後の零戦のシーンまで解説は一切ない。


最後の、「あれが君のゼロかね」と言われるシーンで大人なら知らなくてもすぐに理解する。

じろうさんは零戦の設計士なのだ、と。


小さな子供には分らないと思う。

子供でなくても、戦争の歴史をきちんと理解しながら学んでいない人にはあの映画の意味は伝わらないかもしれない。


笑顔で去っていく零戦のパイロット達。あの笑顔の意味。


反戦映画ではないし、左翼的な平和押し付け映画でもない。

それでも人生の儚さと、人の世の悲劇に思いを馳せ、胸が苦しくなる映画だった。


「生きて」


最後のこのシーン。

零戦のパイロット達にも、そういわれた気がした。



今年の夏も終わる。

日本は平和ボケなどと言われるが・・・

この平和の礎はあの時代の人たちが作ってくれたことを忘れないで、また来年の夏まで精一杯生きようと思う。



スポンサーサイト

| 真面目シリーズ | 00:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

大阪様!
新しいブログを作りました。

okkkkkk.blog.fc2.com

推奨記事
「世界は本当に死ぬほどブザマなのか?」

こういう記事を書きました。
いかがかな、大阪様はお好きなのではないかな
よければご一読ください。

大阪様が仰る通り、
Liey氏は確かにカリスマだが、
時代の移り変わりと共に、
メイプルも変化しております。

大阪様からのご意見
お待ちしております。

風立ちぬ、私も見に行ったのですが、
諸事情で途中退席となってしまいました。


>平和の礎は、
>あの時代の人たちが作ってくれたことを、
>忘れないで、また来年の夏まで精一杯生きよう



これは常日頃から私も感じております。
今の平和な世の中を恐れている人が多いことが悲しい。
それでも私は今の時代を精一杯生きていきたいと思う者です。

| Ox | 2013/09/22 22:28 | URL |

>>Ox君へ

こういう記事は好きですけど、私は既にメイプルをプレイヤーとして齧ってないので意見という意見は特にありません。

ただ、一言だけ関係のないことを言わせてもらうと。

議論出来る相手がいるのは幸せなことですね。

それだけです。



| @米返 | 2013/09/24 23:47 | URL |

>>大阪様
なるほど、情報不足でした。
そういう活動は既にやめてしまわれたのですね
残念で仕方ありません。

議論出来る相手が居るのは、
本当に幸せだと思います。
メイプルストーリーのおかげです。

| Ox | 2013/09/25 11:46 | URL |

今日、風たちぬみました。

私もすごくいい作品だと感じました。

菜穂子さんのことも少し気になったのですが

けんじさんの記事を見て 調べる手間が省けました

まさか、堀氏のことがこことで結びつくとは思いません
でした。

私も恥ずかしながら、まったくといいほど無知のまま
映画館に突入したので、多少?という場面もありましたが
このように出来事を調べさせる、想像を膨らませる

映画を作るのはすごいと改めて思いました。

しかし、今の日本には不満ばっかでいっぱいですね・・・

| p魅愛q | 2013/10/06 23:19 | URL |

>>魅愛ちゃん
おお 見たのかー
いい作品だよね!
なんか前から思ってたけど魅愛ちゃんとは気が合いそうだ

| @米返 | 2013/10/11 20:18 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://osakashann.blog19.fc2.com/tb.php/1022-bf0bd686

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

健康食品
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。