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ジブリ かぐや姫の物語

前回の記事で締める予定でしたが予定変更。


今回はジブリ特集で現在上映中のかぐや姫の物語について少々感想を。

前回の【ジブリ「風立ちぬ」を考える】から早3ヶ月がたちました。

もう少し早めに見る予定でしたが忙しくてなかなか見に行く機会がなかったのでこの休日を利用してみてまいりました。


・・で、見てたら沢山の人にみてもらいたいなぁって思い記事を立ち上げました。

基本的に原作に忠実だったので風立ちぬのような奥深さがないですが、お勧めしたいです。







ジブリ かぐや姫の物語

かぐや姫の物語


かぐや姫の物語 公式



これは間違いなく後世に残るアニメ作品だと思う。

爽やかに描き上げたキャラクター。

鮮やかで優しい色彩に美しい歌声、音楽。


日本人なら誰でも知っている「竹取物語」が日本人がみんな好きなジブリカラーで表現されている。



映画の内容に触れる前に原作について少し。


竹取物語は日本の最古の物語と言われている。


作者は不明で紀貫之や空海などの名前が挙がっているが、特に、菅原道真公であるという説が最有力と言われている。

菅原道真公と言えば天神様として知られていて太宰府天満宮などに祀られている学問の神様だ。

そういった内容は大体、中学か高校で古文の授業で習ってきたかと思うが、そもそも竹取物語自体は絵本などでもっと昔から親しんでいる。



ここで私が覚えている幼少期に読んだ竹取物語をなんとなく記してみる。

あるところに竹をとって生活しているおじいさんとおばあさんがいた。
いつものようにおじいさんが山に竹を取りに行くと、光り輝く1本の竹があった。
不思議に思って切って取ってみると中から小さな(手のひらサイズの)女の子が出てきた。
家に連れて帰り、おばあさんと自分たちの子として育てることにした。
その子は人間とは思えないスピードで成長し、すぐに年頃の美しい女の子に育った。
この子が来てから、竹を取りに行くと金が入った竹を何度か見つけ、おじいさんはお金持ちになっていった。
そして年頃になった女の子になまえをかぐや姫とつけ、お祝いの会を開くと
かぐや姫のあまりの美しさがすぐに都中の評判になり、誰もが結婚したいと願うようになる。
その中でも身分の高い5人の男がかぐや姫に結婚を申し込む。
するとかぐや姫は、
1人目に仏様の石で造った鉢を、
2人目には金銀真珠で出来た枝を、
3人目には焼いても燃えない火ネズミの皮衣を、
4人目には竜の首についている玉を、
5人目には燕の子安貝を、
一番に持ってきてくれた人と結婚します、と無理難題を言う。
それぞれの男たちがお金をつぎこんで偽物を作ってみたり、竜を探して海に出たりしたが
誰一人としてかぐや姫の望んだものを持ってくることはできなかった。
そんな中、都の帝の耳にもかぐや姫の美しさについての話が入るようになった。
帝がかぐや姫に会いたくなるも、かぐや姫は会うことを拒み続けるが
おじいさんの計らいでかぐや姫と帝が対面する。
帝はかぐや姫のあまりの美しさに虜となるが、かぐや姫は帝からの求婚も拒んだ。

そうする内に、月を見ては泣くようになり、どうしたのかとおじいさんが尋ねると
「私は月から来たものです。もうすぐ月から迎えが来て、おじいさんたちとお別れしなくてはいけません」
といって嘆き悲しんでいた。
帝に相談して月からの迎えに対抗するもむなしくかぐや姫は月からの使者に連れていかれてしまう。
この着物を見たら、私を思い出してくださいね、という手紙と着物を残して。





・・・子供のころに読んだ内容で、正直よく理解できなかったのは

燕の子安貝って何なのか、他のものは仏様とか竜とか難しいのはわかるけどツバメ?


これはどうやら未だによくわかっていないらしい。


この世に存在しないもので、その当時に宝物のようなものとされていた、と考えることしかできない。

これ以外にも原作には正直子供には理解できない諸々の事柄が書かれている。


どうしてかぐや姫は身分の高い人と結婚することを嫌がったのか。


原作には、おじいさんがかぐや姫に身分の高い男性のうちの誰かと結婚することを説得したり、

かぐや姫への贈り物をどの様に男たちが調達したかや、和歌のやり取り、帝がおじいさんにかぐや姫を献上するように言ったりする下りもある。


またかぐや姫が地球の人でないことを表すようなエピソードもある。

なぜか、知らないはずの歌の続きを知っている。


そして後半、帝がかぐや姫を無理やり連れて行こうとするとかぐや姫が消えてしまうのだ。


月からの使者とおじいさんたちのやり取りなどもあるのだが、これは原作を読むより、映画を見てほしい。


多少の差異はあれど、原作より理解しやすい形で描かれている。




・・さてこのあたりで、今回の映画の話をしたい。

登場人物からまず触れて見る。

捨丸兄ちゃんという人物と、相模という人物は原作などにはいないジブリ作品特有の存在だ。

捨て○


捨丸は、明らかにかぐや姫の恋の相手だ。


原作では近所に住む子供たちというのは出てこないし、私が読んだ絵本にもそのような人物は描かれていない。

存在しないのだ。


それを敢えて創造することによって、ジブリカラーを出し物語に奥行きを出したと思う。

捨丸と過ごした山の時代。

天真爛漫で、いきいきと過ごしたかぐや姫の子供時代。


かぐや姫と捨丸の恋はいわゆる甘酸っぱい青春よりもう少し幼い時代のものだ。

このかぐや姫はそれを恋とは認識していないかもしれない。


我々大人たちは自分の子供だったころのことを重ね、懐かしみ、二度と戻れない時期に憧憬する。


相模はかぐや姫と、この時代の教養のある女性との違いを如実に表わすキャラクターでもある。

楚々とした女性になるよう教育するが反抗するかぐや姫。


人間らしく生きる、お人形さんではない女の子の姿が描かれていて、これもまたジブリカラーであろう。

山のころを懐かしみ、戻れないことを悲しむかぐや姫。

この姿にも、自分を重ねることができる。


子供だったころには私たちはもう戻れないのだ。


そして物語としては、相模にろくに教わってもいないのに琴を美しく奏でられるかぐや姫に常人離れしている面を垣間見ることもできる。

夢現と現実の間を行き来するようなストーリー展開。


私はこのかぐや姫という作品を細かく考えずに素直に、そのまま受け止めてほしいと思う。

子供が見ても意味は分かるとは思うが、私たち大人にこそわかることがある。


かぐや姫のようにいつ月に帰らなくてはいけないということではないが、私たちもいつ人との別れが来るかはわからないのだ。

現世の儚さ。


この柔らかくて優しい絵、雰囲気がこの切ないテーマを和らげ、私たちの心に染み入ってくるだろう。

映画の後半で桜の花見に行くかぐや姫。


これももちろん原作にはないのだが、柔らかいタッチの桜の花の美しさと、かぐや姫の気持ちは花が散るのを見るかのように切ないものだ。


月からの使者が迎えに来るシーンでも、華やかな音楽で煌びやかな人々が迎えに来るが、かぐや姫の心情はおじいさんたちとのお別れに打ちひしがれている。


そのギャップがなんとも悲しく、より一層鮮明に心情を描いているといえる。

このシーンは酷評されてもいたが、私はこれで構わないと思う。


仏様のような形の使者がいたが、苦しみのない月の都の世界を極楽浄土のようなものと捉えたのか、いずれにせよこの世ならざるものであることには変わりないのだ。



ただ、全体を通して、新しい何かを私たちに訴えかける、等といった大げさな映画ではない。


あくまで基本的には原作に忠実に(実際に5人の貴公子のエピソードなどはほぼ忠実である)



竹取物語をジブリの映像作品として残すことを目的としているようにも感じられる。

なのでこれから見る人には、深読みせずに純粋な気持ちで観てほしい。


柔らかい色彩に、ゆったりとした音楽、地井さんの声などにゆったり身を委ねて物語の傍観者であってほしい。








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| 真面目シリーズ | 07:24 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2013/12/30 21:41 | |

>>非公開さん

誰にもいい所はありますからね。
自分はなるべく両方を追求して相手を攻めたいと思ってます。
僕も貴方のブログはお気に入りに入れてありまして、
時間はあるときは見ています。
色とりどりなカラーや凝ったSSの加工は大変だろうなぁって
いつも思いながら見させてもらってます。

前は確か200かなんかの記事だったと思いますが、
貴方があのような記事を書いたから僕の記事が生まれたわけでありまして、とても感謝しています。
あのような記事を書ける人がまだ残ってるのは凄く嬉しいし、
正直引くかもしれませんが、何度か貴方の事を想像してオ○ニ○してたほど興味がありました。
ただ、貴方もまた人気があるユーザーなので個人的な恋愛私情で声をかけるのは控えるようにしていますが、いい女だなと常々思います。

まぁ、あんまり書くと引かれてしまうのでこの辺で。

それと、晒しの話は前に聞いたような記憶があります(’’
確か前に非公開でコメントしてくれた時にその話をしてたような・・

| @米返 | 2013/12/31 01:04 | URL |

最後のシーンのところでEivisが電話しだしたせいで
最後だけどうなったのかまったくわからなかったわ
電話終わったと思ったらエンディングだったし

| miress | 2014/01/08 23:11 | URL |

>>みれしゅ
Eivisなついな
つか、みれすくんがかぐや姫みたなんてびっくりですわ

| @米返 | 2014/01/16 21:19 | URL |















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